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男性不妊に関するコラム

第4回:生殖補助医療(ART)と精子検査の関係

人工的受精による不妊治療は大きく分けると3つあります。
人工授精(AIH)、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI)の3つです。

人工授精(AIH) 採取した精液をカテーテルという細い管を使って子宮に直接注入する方法
体外受精(IVF) 女性の卵巣から卵子を体外に取り出して、男性の精子と受精させ、それを女性の体内に戻す方法
顕微授精(ICSI) 女性の卵巣から体外に取り出した卵子に精子を直接注入する方法。この方法は、現在の受精法の約6割を占めている

これら3つの方法の違いは何でしょうか。

一言でいえば、卵子と精子の距離の違いです。人工授精は、子宮の中に精子を直接入れます。体外受精は、取り出した卵子に精子をかけます。顕微授精は精子を卵子の中に直接注入します。

ここで重要なのは、これらの治療法において「精子の質」は考慮されません。すなわち、たとえ顕微授精であっても、精子の量の不足はカバーできても、精子の質をカバーするものではないのです。言い換えると、顕微授精により精子を卵子に直接注入したとしても、質の悪い精子を用いた場合は出産という結果を得る事ができる可能性は低くなるのです。
したがって、精子の状態を確認し、その状態に応じた対応をすること、又は質のよい精子を選別することがとても重要となります。

なお、精子の状態を確認することは、時に厳しい現実、すなわち、精子の状態によっては妊娠する可能性が低いと判断されることもありうるということは認識しておかなくてはなりません。

男性不妊に関するコラム(全6回)

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