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男性不妊検査について

男性不妊の現状 ~不妊原因の半分は男性に~

日本産科婦人科学会では、「不妊症」を次のように定義しています。

定期的に夫婦の営みがあり、避妊をしていないが、2年以上妊娠をしていない。

現在の日本においては、不妊の検査や治療を受けた夫婦は6組に1組に上り、より高度な不妊治療である体外 受精の件数は年間で21万件と、5年で倍増して、世界最多になりました。
不妊というと、女性の問題であると思われがちですが、約半数は男性側に原因があるといわれています。
下の表は日本産婦人科学会が発表したものです。当時は、男性不妊の認知も低く、精液検査を受けるケースがあまり多くありませんでした。現在は当時よりも精液検査を受ける率は高まっており、男性側の原因は6割に達するとも言われています。

WHO(世界保健機関)の報告によると、男性側に原因がある男性不妊が増加傾向にあると言われています。
20年前と比べて、精子の運動率は80%から50%にまで低下しています。また、近年の食生活や生活環境の変化、ストレスや環境ホルモン、活性酸素など様々な要因から、成人男性の精子数が減少しているという研究結果が発表されています。元気な正常精子を造れない男性は確実に増えていて、男性不妊は一般的な問題となりつつあります。

男性不妊検査の意義

男性不妊症(男性側に原因のある不妊)の検査は、まず精液検査を行います。射精した精液中の精子濃度、精子の最も特徴的な機能である運動性、精子の形態を観察し、運動精子濃度(精子濃度X運動率)、精子頭部形態の正常率が精液の正常性、ひいてはパートナーが妊娠する可能性の指標とされてきました。近年、多様な精子機能検査法が開発され、ヒト精子の機能異常を細かく観察することができるようになりました。さらに熟練した泌尿器科医によるホルモン検査、精巣、精巣上体、前立腺等の性腺検査、さらには社会的ストレス、生活習慣等を総合的に観察することにより、男性性機能、男性不妊の詳細な原因検索が可能となりつつあります。
心理的なストレスやプライドから検査に消極的な男性もおられますが、女性の不妊検査に比べると、簡単で痛みを伴う検査もありません。

近年の生活環境の変化等、外的要因による精子の減少に加え、個人差はありますが、加齢によるDNAの損傷も確実に進んでくることが最近の研究で明らかになってきています。
思い立った時に精子を調べ、その時点における自分の精子の状態について把握し、今後の計画を考えることは、子孫を後世に残していく上で、現代人にとっては非常に有意義なことだと考えます。

エス・セットクリニックの男性不妊検査

エス・セットクリニックでは、精液自体の検査を行う【基本精子検査】と、精巣などの超音波検査・血液検査・尿検査等を行い精液以外の要素について検査を行う【男性不妊一般検査】のセット検査である、【男性不妊初診セット】 の検査結果をもとに、治療可能な男性不妊要因を精査します。

基本精子検査

2~7日の禁欲期間をおいて採取された源精液について検査を行います。

精液量、精子濃度、運動率、正常形態率を精子検査に熟練した臨床検査技師が測定します。

結果は、測定数値、精子画像、精子運動の動画を用いて説明します。

男性不妊一般検査

問診、血液検査、尿検査、視診・触診・超音波(エコー)検査により、精液以外の観点から男性不妊要因の有無を検査します。

検査の流れ

1. 基本精子検査及び男性不妊一般検査

問 診(⇒ 男性不妊一般検査 及び 事前に医師に相談したい場合のみ)
検査キット~ご自宅にて検体採取
記入いただいた問診票に基づき、男性不妊専門医が現在の症状の確認及び検査の説明を行います。
視診・触診・超音波(エコー)検査 (⇒ 男性不妊一般検査)
精巣、精巣上体、精管、前立腺等の検査を行います。特に男性不妊の方の約4割にある原因といわれる精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の有無を精査します。
採 尿(⇒ 男性不妊一般検査)
精子に悪影響を及ぼす炎症の有無を検査するため、尿を採取。
採 精(⇒ 精子検査)

二重防音の清潔に管理された採精室にて採精。

採 血(⇒ 男性不妊一般検査)

精子形成に関連するホルモン6種検査のため、血液を採取。

ポイント!

  • 精子検査では、精子の状態を染色した精子画像で、正確な正常形態をチェックします。動画で精子運動性のご確認を頂けます。
  • 精子の拡大画像と動画データはお持ち帰りになれます。
  • 男性不妊一般検査では、男性不妊患者の約4割(当院検査でも約45%)に認められる精索静脈瘤の有無を医師が触診と超音波で確認します。
  • 精索静脈瘤は、医師の触診により、グレードⅠ~Ⅲ(軽度~重症)の重症度判定を慎重に行います。超音波検査の結果やご夫婦の年齢等も考慮し、手術を含めた最適な治療法をお勧めします。

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2.治療方法の検討

検体を投函

ポイント!

まずは出来るだけ自然な妊娠を目指します。

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3.治 療(主に精液所見の改善を目指します)

検体検査
  • 生活指導・食事指導・運動指導
  • 造精機能障害による乏精子症・精子無力症の治療
  • 慢性前立腺炎による精子通過障害と精子機能障害の治療
  • 閉塞性無精子症の治療
  • 精索静脈瘤の治療
  • 勃起障害の治療
  • 射精障害(膣内射精障害、逆行性射精、早漏)の治療

2~3ヶ月の投薬期間を経て再来院
検 査
(精子検査、ホルモン検査)にて、主に精子運動率及び精子濃度の改善率の評価をし、必要に応じて治療方針を見直します。

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4.受精率・妊娠率の向上

受精率・妊娠率の向上

費 用

初診時費用

初診時: 男性不妊初診検査
(基本精子検査+男性不妊一般検査)

43,200円(税込)

男性不妊初診時のみの特別セット価格になります。

2回目: 診察+処方など

7,000〜18,000円(税抜)程度が目安

初診時 検査費用

基本精子検査のみ

21,600円(税込)

男性不妊一般検査のみ

32,400円(税込)

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