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男性不妊治療ガイド Infertility Treatment Guide

2023.07.08

女性の卵子の数は決まっている

女性は年齢を重ねるごとに卵子が減っていくと言われています。
そんな卵子ですが、どのように作られているのか?年齢によってどのように変化するのか?については知らない人も多いかと思います。 今回は「卵子」や「卵胞」について説明させていただきます。

 

卵子と卵胞とは

女性の生殖機能は女性ホルモンによって調節・維持されています。卵子を説明する場合、女性ホルモンの役割を知ることが大切です。 女性ホルモンは「卵胞ホルモン」と「黄体(おうたい)ホルモン」の2種類があります。 女性ホルモンは卵巣から分泌されます。卵巣の中には「卵胞」と呼ばれる細胞がたくさんあり、その中には1つの卵胞に1つずつ「卵子」が入っています。

卵子イメージ
「視床下部」と「下垂体」の命令により、卵子は「卵胞」とともに成熟し、毎月1つずつ、十分に成熟した卵胞が破れて卵子が卵管を通って子宮の方へ移動します。これが「排卵(はいらん)」です。残った卵胞のうち、排卵した卵胞は黄体に変化します。 卵子が毎月一つ減る。というのは、この現象を言っているわけです。 「卵」とは原始卵胞を含む「卵胞」の事をいいます。卵子とは卵巣から排卵されたものの事です。分かりやすく図では、卵子と示していますが、実際には、排卵されたものを「卵子」といいます。

採卵イメージこちらの図の方がより正確です。卵は卵巣内にあり、卵胞が卵子を包んでいます。 月経周期に合わせて、10~20個ほどの卵胞が両方の卵巣で育ちます。そのうち一つの卵胞から、卵子が排卵されます。卵子は「卵管采(らんかんさい)」にキャッチされ、卵管膨大部に運ばれます。卵管膨大部で精子と出会うことで、妊娠の第一歩となる受精がおこります。

 

卵子はいつできるのか

女性の身体は、卵子の数が決まっています。数が決まっているために、女性は年齢とともに、妊娠率が低下するといわれています。

卵の元になる”原始卵胞”は、女性が「胎児」のうちにすでにできています。母親の胎内ですでに生産が開始されています。「原始卵胞」は細胞分裂を繰り返して、数をふやしていきます。そして、500万~700万個になります。


なんと生まれる前にすでに700万もの卵のもととなる細胞をもって生まれてくるわけです。それらの細胞は途中まで発育した状態で冬眠しています。思春期になると冬眠していた細胞が毎月10~20個ほど発育を再開し、3か月かけて成熟した卵になります最終的に最も発育の良い卵が1つ排卵します。

「卵が先」から「精子が先」へ

 2022年4月より体外受精・顕微授精が保険適応になりますが、年齢上限のある回数制限が設定されます。貴重な6回の回数制限(40歳以上は3回)をムダにしないためにも、精子の状態を詳しく知ることはとても重要です。

 

 当院にはこれまで精液所見に問題がないと言われたにもかかわらず、顕微授精反復不成功のご夫婦が多くご来院されます。ご主人の精子の状態を詳しく調べると、様々なタイプの「隠れ精子異常」が高頻度で見つかります。

精子精密検査をお勧めしたい理由


女性の卵子の数は決まっているまとめ


いかがでしたか?「卵」や「卵子」についての知識が深まったと思います。

男性の精子は、どんどん作られていくのに対して、女性の「卵子」には数に限りがあります。タイミング療法などをするときに、AMH検査をしますが、これは「卵」の数を大まかに知るためです。

不妊治療をする場合、卵子や卵についての知識があると、なぜ検査が必要なのか?という理由が分かってきます。ぜひ卵子だけでなく、精子についてなども合わせて勉強するようにしてみてください。

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