乏精子症とは

男性不妊の原因には様々なものがあります。精子の数が少ない、運動率が低いなど、理由は年齢、仕事、ストレス状態などにより様々です。近年では、晩婚化にともない、子供をつくる年齢が上がったため、「精子の数が少ない・・・」と診断される男性の数が増えている傾向にあります。

 

乏精子症とは

 

精子は数が少ない場合と、まったくいない場合で症状が少し違います。

精子が少ない場合は「乏精子症」、精子がない場合は「無精子症」と診断されることが一般的です。

「乏精子症」は「造精機能障害」のひとつで、精子をつくる機能に、なんらかの障害がある場合に診断されます。

今回はそんな「乏精子症」について、きちんと勉強してみましょう。

 

乏精子症とは?

「乏精子症」は造精機能障害のひとつです。精液の中に、精子の数が少ない場合に診断されます。

具体的には、精子の数が1ml中1,500万未満の場合、「乏精子症」と診断されることがあります。

この精子の数(1ml中1,500万未満)は、WHOの基準です。

「乏精子症」は精子の数で判断をしますが、ひとつ注意が必要です。

精子の数は、変化が激しい事をご存知でしょうか?精子の数を検査する場合、医師から「精子検査は2~3回ほど受けてください」と言われる可能性があります。

下のグラフを見てください。同じ人が精子の検査をうけたグラフです。精子の数に大きな変動があります。

 

精子の数 グラフ

 

同じ人でも、体調の違いなどにより、これだけ変動があります。1回目の検査で精子の状態がよくなかった・・・と言ってがっかりする必要はありません。精子の検査は2回以上受けるようにしてください。

 

 

乏精子症の治療法とは

乏精子症の治療には、ホルモン療法や漢方を使う療法があります。

ホルモン療法では、クロミフェン製剤という薬を処方します。クロミフェン製剤だけではなくビタミンEを一緒に摂取する場合もあります。治療の効果については、体調や、年齢など人によって違うので、当たり前ですが効果がある人もいれば、効果がない人もいます。

ホルモン療法はちょっと・・・という方は「漢方」を使った両方がオススメです。

 

さらに、「乏精子症」の原因として、精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)である可能性もあります。精索静脈瘤は男性不妊の約40%の原因と言われています。

精子の数が少ない場合は、数回の精液検査のあと、精索静脈瘤の可能性も考えてみるとよいかもしれません。

 

 

精子の構造は?

精子にはどんな役割があるのか?

精子の大事な役割は、「卵子(らんし)」に正常な染色体(せんしょくたい)や遺伝子を届けることです。そのため、精子にはきちんとしたDNA情報を持っている事と、運動率が高くエネルギーがあることがとても大切になります。

精子は前進するのに、エネルギーが必要で、運動率が高い精子ほど「ミトコンドリア」が正常です。

 

精子の構造

よい精子は、形もきれいで、運動率も高いのが特徴です。下の動画をみてください。

 

 

これは、「先体」 「中心体」「ミトコンドリア」などすべてが正常であると、このように形もきれいで活発な精子となります。ミトコンドリの状態をしらべるには、高度な精子検査が必要になります。

高度な精子検査をすると、より妊娠しやすい「精子」を見つけることができます。顕微授精をする場合は、より高度な精子検査をすることが大切です。

 

精子の検査は複数回受けよう

精液検査は、何度か受けた方がよい事をご存知でしょうか?

健康な精子は運動率が高く、形もきれいです。元気で健康な精子の定義はWHOで決まっています。

・精液量1.5ml以上

・精子濃度1500万/ml以上

・総精子数3900万以上
・運動率40%以上
・正常形態率4%以上(奇形率96%未満)
・総運動精子数(総精子数×運動率)1560万以上

 

が基本的に 「健康な精子」 の条件になります。しかし、この基準はWHOが定めている最低限の数値なので、この数値が正常だからといって、きちんと妊娠するとは限りません・・・ご注意ください。

 

そんな精子の検査ですが、精子の検査は、2回以上受けることが大事です。下の図を見てください。ある男性の精子の数についての検査結果です。

縦軸には、精子の数、横の軸は日にちをあらわしています。

 

精子の数 グラフ

 

同じ人でも、体調の違いなどにより、これだけ変動があります。1回目の検査で精子の状態がよくなかった・・・と言ってがっかりする必要はありません。精子の検査は2回以上受けるようにしてください。

 

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