精子無力症(精子の動きが悪い)の治療
精子無力症とは動いている精子が少ない状態です。
精子の運動率がWHOの定める基準値(42%)を下回っていると精子無力症と診断されます。
目次
精子無力症の検査
以前の検査で精子の運動率に問題がある精子無力症と診断をされてしまった方には、初診時に男性不妊初診セットの受診をおすすめしています。現在の状態の把握、原因が無いかを総合的に検査をしてその後の治療方針の決定につなげます。
エスセットクリニックの精子無力症の治療
精子無力症の治療にはいくつかの方法があります。ここでは代表的な精子無力症の治療を説明します。
治療方法の選択はホルモン検査や精巣の超音波検査等をおこない原因に合わせて見込みの高い治療方法を選択します。
生活習慣の改善
精子は体調によるコンディションの影響を受けやすいため、生活指導・食事指導・運動指導により、精子にとって良いこと悪いことをアドバイスし、体調面から男性不妊改善を目指します。
薬物療法
薬物療法では、薬を服用することで精子無力症の改善を目指します。
身体診察をおこない、適していると考えられる薬剤や漢方を処方します。
サプリメントによる抗酸化療法
エスセットクリニックでは精子無力症の治療として、強力な抗酸化作用があるコエンザイムQ10をメインとしている総合的なサプリメントAQ10、L-カルニチンを処方しています。
クロミフェン
適応がある方にはクロミッドを処方しています。
クロミッドを服用される方は服用開始から1か月後にホルモンの検査と肝機能の再検査をおこない効果の確認、状態に応じて服用方法の変更をしています。
精索静脈瘤の根治術
精索静脈瘤が認められた場合には、ご夫婦の状況、精索静脈瘤の程度に応じて治療方針を決定します。
精索静脈瘤が重症であれば精子無力症の原因と考えられるため手術による精索静脈瘤の根治が推奨されます。
上記から男性不妊専門医が判断をし、適切な治療方針を選択します。
当クリニックでは経験豊富な男性不妊専門がご夫婦の状況をふまえて見込みが高い治療方針をお伝えしています。