女性の妊娠治療
妊娠治療には、男性側、女性側双方に原因がある可能性がありますが、今回は女性の妊娠治療についてご紹介いたします。
目次
ステップアップ治療
女性の妊娠治療は基本的に、まずタイミング療法をおこない結果が出なければ人工授精、体外受精、顕微授精へと手段や方法をより高度なものに変えていき、ステップアップしていきます。
また、ステップアップしていくにつれて治療費用も高額なものとなっていきます。
ステップアップ治療というのは、治療をして、それに対して結果が出るかどうかで判断をしていくものになります。どのくらいで次に進むかは医師の判断や夫婦の状況により様々ですが、一般的に5~6周期程度治療をおこない、結果がでなければステップアップしくことが多くなっています。
近年では、晩婚化にともなう出産の高齢化から段階をとばしていきなり体外受精、顕微授精をすすめられる夫婦もいるようです。
タイミング療法
タイミング療法とは、排卵日を正確に予測して、性行為をするタイミングを医師が指導して、妊娠に導く療法のことです。自然周期によるものと、排卵誘発剤を使って、人工的に月経の周期を作るものがあります。
ステップアップ治療の第一段階としておこなわれることが多い治療法になります。
人工授精(AIH)
人工授精は、夫の精子を採取して調整し、妻の子宮内に直接注入する治療法です。
一般的にはタイミング療法を何回かおこない結果が出ないときの次のステップとしておこなわれることが多くなっている治療法です。
人工授精は名前からも人為的に妊娠させる印象がありますが、精子を子宮内に注入してからは自然妊娠と同様の流れとなるため生殖医療技術のなかでは、最も自然な方法になります。
1回の費用は2~3万円程度とされています。人工授精で妊娠する夫婦の多くは5~6回で妊娠に結び付くといわれています。
体外受精(IVF)
体外受精は、体の外に取り出した卵子に精子をふりかけて、精子自身の力で卵子に侵入して結合・受精させる方法です。
体外受精は、以前は高度な妊娠治療で、体外受精で生まれた子供は『試験管ベイビー』といわれたりもしましたが、最近では女性の妊娠治療としておこなわれることが多くなってきている治療方法の一つになります。体外受精の一種が顕微授精です。
体外受精から費用は20万円~80万円ほどとかなりの高額となります。
顕微授精(ICSI)
顕微授精とは、体外受精と同じように体の外に取り出した卵子を受精させ、受精卵を子宮内に戻す方法ですが、受精の方法に違いがあります。
体外受精では、精子自身の力で受精をさせますが、顕微授精はガラス管等を使って精子を卵子に直接注入させ受精させます。
体外受精よりもより人工的に人の手を使った方法となります。
体外受精、顕微授精をおこなうにあたって
エスセットクリニックでは、妊娠治療(不妊治療)で使用するに値する良好な精子を選別し、『質が良い精子を選別する技術』を活用することで、レディースクリニックで行う全ての妊娠治療(生殖補助技術:人工授精、体外受精、顕微授精)の成功率を高められると考えています。
精子の質を詳細に検査し、『選抜した良質な精子』を持ち込むことで、流産率の低下、先天異常の低下を最大限に追求します。これにより、高額な治療である体外受精や顕微授精をできるだけ早く終わらせるサポートをしています。
エスセットクリニックの無料勉強会
エスセットクリニックでは、月に2回無料の勉強会を開催しています。
この勉強会では男性側の視点から考える妊娠治療をテーマに、不妊治療研究に携わって約40年になる先生が講演します。
体外受精、顕微授精等をおこなっても中々結果の出ていない、これから顕微授精を検討している、レディースクリニックで顕微授精しかないといわれた、といったご夫婦が多く参加されています。