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失敗しない検査の方法とは

子供が欲しいけれど、なかなかできない・・・という人は多いかと思います。

不妊の原因は、男性と女性で半分ずつ原因があります。つまり、男性にも原因があるということです。

男性に原因がある状態を『男性不妊といいます。

「自分には関係ない・・・」と思う方が多いかもしれませんが、不妊治療は夫婦の協力が必要です。スムーズに子供を作るには、妊娠に対しての基本的な知識を知っておく必要があります。

今回は男性不妊でとっても大事な「精子の検査方法」についてご紹介いたします。


精子の検査方法とは

精子の検査にはどのような方法があるのでしょうか?
精子を検査する方法は、「自宅で出来るもの」「病院でするもの」とがあります。 どちらも、自分で精子を出していただき、人間の目、顕微鏡や特殊な機械によって検査をします。

【自宅でチェックする方法とは】
自宅で精子を採取して、病院にもっていく方法と、宅配で送る方法があります。
宅配の場合、申し込みをすると精子を採取する宅配キットが自宅に届きます。精子を採取して、指定の施設に送ると、調査結果を教えてくれます。

ここで重要なのが、運動率以外の検査結果をきちんと出せるのか?

です。精子の奇形率(正常形態率)まで、きちんとしらべられる信頼度の高い検査施設を選ぶことをおススメします。

手軽でいいのですが、大事な項目である精子の運動性がわからないこと、医師の見解やアドバイスについてなど、対面では聞けないデメリットがあります。

 

【病院でできる検査とは】
病院の採精室(採精するための個室)などが用意されています。精液を、ご自分で採取していただきます。

その後、精子検査のプロフェッショナルである臨床検査技師が精子の状態を測定してくれます。

鮮度のよい精子の検査値が算出でき、医師の指導も受けることができます。 精子を検査する場合、27日ほどの「禁欲」が必要となります。

状況などによりますが、なるべく正確なデータを得たいなら、病院に行く方がよいでしょう。

当クリニックの精子検査結果サンプル


精子のどこをチェックしているのか

精子を検査する場合、まずは「精液の量」。「精子の数」「精子の運動量」「精子の形」などを、人間の目で見て検査をします。これが基本の精子検査、精液の検査になります。

「精子の量」「精子の数」が多いと、妊娠する力のある精子も多いように感じますが、そうとは言えません。

精子の数が少なくても、質の良い精子が多い場合もあります。

一般的には、「精子の量」「精子の数」「運動率」がある一定の数値より多かったり、高いほうが妊娠する確率が上がります。

しかし、そうではない時に、不妊治療をする必要がでてきます。


健康な精子の条件とは

妊娠させる力があるか?

精子の検査では、「妊娠しやすい精子」であるか?を測定します。

精子には、健康状態というものがあります。 健康な精子、優秀な精子は「精液の量」「精子の数」「精子の運動率」「精子の形」がある一定の基準を超えています。
検査は、医師や検査技師が顕微鏡や電子顕微鏡を使い、目で見て「精子の状態」をチェックします。

精子は「形」も大事であり、形の悪い精子は、妊娠させる力が弱いので注意が必要です。

しかしながら、クリニックや病院によっては、きちんと訓練されていない人間が「精子」をチェックしている場合もあります。精子検査を機械まかせや検査会社に外注にしているところもあります。

何度も病院やクリニックに通って妊娠しない場合、精子の検査方法についても疑問を持ち、ご自身で勉強されるとよいかもしれません。


健康な精子の基準とは

では、健康な精子とは、どのような精子の事をいうのでしょうか?健康な精子は運動率が高く、形もきれいです。そして、数値がある一定の基準をこえています。

元気で健康な精子の定義はWHO(世界保健機関)で以下のように決まっています。

・精液量1.5ml以上

・精子濃度1500/ml以上

・総精子数3900万以上
・運動率40%以上
・正常形態率4%以上(奇形率96%未満)
・総運動精子数(総精子数×運動率)1560万以上

 が基本的に 「健康な精子」 の条件になります。

そんな精子の検査ですが、精子の検査は、2回以上受けることが大事です。下の図を見てください。ある男性の精子の数についての検査結果です。120週連続で精液の検査を行った結果です。

縦軸には、精子の数、横の軸は日にちをあらわしています。

同じ人でも、体調の違いなどにより、これだけ精子の数に変動があります。1回の検査では、平均がわからないので

精子の検査は2回以上受けることが理想的です。


精子の基準に気を付けよう

WHOが定義している「健康な精子」は

・精液量1.5ml以上

・精子濃度1500/ml以上

・総精子数3900万以上
・運動率40%以上
・正常形態率4%以上(奇形率96%未満)
・総運動精子数(総精子数×運動率)1560万以上

 となっています。しかし、この基準は気をつけなければいけません。これは、妊娠をするための、精子の「最低基準」なのです。最低基準なので、この基準値以上であった方がいいのは、言うまでもありません。つまり、WHOの基準だからといって、「妊娠させる力のある優秀な精子」というわけではありません・・・


自然妊娠が可能なレベルとは

男性不妊の専門医が、自然妊娠を望む場合の検査結果水準は、

精子濃度 5000/ml以上、

精子運動率55%以上、

といわれているようです。WHOの水準よりもかなり高めの数値であることがわかります。


高度な精子の検査とは

優秀なエリート精子を見極めるには?

WHOの基準が最低基準であるとこがわかったら、次に知りたいのは、どんな検査方法と基準値があるのか?どんな基準で精子の検査を選んだらいいのか?という事ではないでしょうか。

精子の検査は日々進化していて、より正確で細かい検査をすることができるようになったようです。

精子の数や運動率だけでは言えない、精子の「質」をより詳しくチェックすることができます。

「高性能 明視野光学顕微鏡」という特殊な機械を使い解像度の高い画像で精子を観察することができます。

さらに、動画で精子の運動性を記録します。数値だけでなく、精子の総合的な診断をすることが大事です。

DNAレベルでみて、本当に優秀な精子がどのくらいの数いるのか?

優秀な精子が、どのくらい卵に突入する能力があるのか?

等をしることで、不妊治療の計画が立てやすくなります。

高額な体外受精にステップアップして勝算があるのかについても事前に検討できるようになったのです。


ミトコンドリアエネルギーの検査

精子は下記のような構造になっています。「先体」「核」「べん毛」など聞きなれない言葉が多いかもしれません。

精子には「ミトコンドリア」と呼ばれる部分があります。簡単に言うと、このミトコンドリアがエネルギーとなって、精子は前に進むことができます。妊娠とは、精子が膣内を泳ぎ、卵子に到達し、結ばれることでやっと妊娠します。

精子が黙って動かなくていいわけではありません。恋愛と同じで、精子も自分からアプローチしていかないとダメなわけです。

この前に進む力、アプローチする力が「ミトコンドリア」によって大きく左右されます。精子が、卵に侵入した後に、12時間かけて受精卵になるまでの力にも影響しているといわれています。

普通の精子検査では、「ミトコンドリア」の形やエネルギーを測定まではしません。しかし、このエネルギーがあるか?ないか?によって「妊娠率」は大きく変わる可能性があります。

より高度な精子の検査では、このミトコンドリアの形やエネルギーを測定します。

体外受精を考えている方は、より高度な検査を受けた方が、妊娠の可能性が高まる可能性があります。


先体局在検査とは

卵に突入する力があるか?

先体局在検査では、精子が「先体反応」を起こして、卵に突入する能力がきちんとあるか?について調べます。
先体反応」とは、精子と卵子が受精するときに、お互いを同じ種だと認識する機能を「先体反応」といいます。

精子濃度(精子数)や運動率に問題がなくても、卵子に突入する能力(先体反応)が低い場合があります。
そういった場合、そもそも体外受精に適合しない可能性があります。
この検査では、特殊な「試薬」と「蛍光顕微鏡」を使い、精子の先体部分を染色します。 

この検査で、「先体反応誘起率」を調べていきます。

「先体反応誘起率」とは

自発的に「先体反応」を起こした精子の比率(A)

人工的に先体反応を起こさせて、最終的に先体反応を起こすことが予想される精子の比率(B)

から割り出していきます。

先体反応誘起率 = A/B % です。

男性不妊治療後も、「先体反応誘起率」が低い場合は、精子が自力で卵に突入し受精させることは難しくなります。「先体反応誘起率」が低いときは、人工授精や体外受精での受精が困難と診断されることが多くなります。

つまり明らかに先体反応が低い場合には、顕微授精を選ぶ方が受精はしやすいという判断が可能になります。


DNAの構造を検査する

精子はDNA構造も大事

射精した精液には、個人差があります。射精した精液の中には、DNAが壊れた精子(DNA損傷精子)が混在しているのが当たり前です。
最終的に「体外受精」に使用できる精子かどうか、精子頭部の「DNA fiberを断片化」する特殊な技術を使い、精査します。

選別後精子で、「DNA2重鎖切断陰性率」6090%が目安になります。
体外受精を検討する場合、この検査をして、品質管理された「無菌かつDNA損傷の少ない良好精子」を使用することにより、受精の成功率を向上させ、かつ流産等の様々なリスクを低減させる可能性があります。


精子を選別する

精子の選別はとても大事

検査を受けた後「精子が少ないですね・・・」と言われてもあきらめる必要はありません。

精子の数がすくなくても、良好な精子が多い場合があります。下の図は精子を選別する前と、選別した後の図です。

精子数が極端に少なく治療をあきらめようと思っていた方が、選別してみると良い精子が多いことがよくあります。

特に「顕微授精」を行う場合は、精子を選別することがとても大切です。


精子を選別する方法とは

顕微授精で精子を選ぶ場合、いまでも、「見た目と動き」だけで精子を選んでいる病院やクリニックが多くあります。

DNAの損傷や、精子を分別するには、特殊な技術が必要になります。

精液を「密度勾配担体」に層積、遠心分離、沈澱した精子を回収し、沈降平衡法、沈降速度差遠心分離法などを組み合わせ、独自ノウハウによる工程を経て精漿、ウィルス、細菌等を除去します。成熟した運動精子を濃縮します。

この過程でDNA損傷精子も排除されます。
このような工程で分離した作業を経て分けた精子はまさに優秀な精子群といえます。

エスセットクリニックの高精度精子検査

エスセットクリニックの高精度精子検査Bコースでは下記項目すべてについて検査をおこなうことができます。

  • 精液量
  • 精子濃度
  • 運動率
  • 正常形態率
  • ミトコンドリアエネルギー
  • 先体局在検査
  • DNA構造検査
  • 耐凍性能検査
  •  

通常の精子検査から高度な精子検査までおこなうことができますのでご夫婦の状況にあった検査をお選びいただけます。


失敗しない精子の検査方法のまとめ

いかがでしたでしょうか?精子の検査もイロイロな方法があることが分かっていただけたかと思います。

精子はWHOの最低基準で検査結果をみただけでは、本当に妊娠させる力があるのか?がわかりません。

より効率的に、少ない治療で妊娠を目指すのであれば、高度な検査や精子の選別方法を受けた方がいいことが分かっていただけたかと思います。

ぜひ、精子についてなども合わせて勉強していただくと良いかと思います。


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