30代の不妊治療

子供が欲しくてもできない・・・
1年以上普通に夫婦生活をしても子供ができない場合、不妊の可能性があります。

30代は仕事にも忙しく、やる事が多い年齢です。

30代で不妊治療をする場合は、どんなことに注意したらいいのでしょうか?

30代の妊娠率は

30代の妊娠率は、夫婦ともに『35歳』を超えるかどうかによって大きく変わってきます。

30代前半の自然妊娠率は、25~30%前後となっています。しかし、30代は『35歳』を超えた後、妊娠の確率が一気に減ってきます。

30代で受けられる助成金とは

30代で不妊治療をする場合、「特定不妊治療費助成制度」を活用するのがオススメです。

「特定不妊治療費助成制度」とは、不妊治療を受ける人のお金の負担をへらすための制度です。

体外受精・顕微授精にかかる費用の一部を国が負担してくれます。

国が実施する『不妊に悩む方への特定治療支援事業』に基づき、都道府県、指定都市、などが運営をしています。

・夫婦の世帯年収が730万未満(2021年12月現在所得制限は撤廃されています)

・特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか、または極めて少ないと医師に判断された夫婦であること

が条件になります。
自治体によって補助金や治療できる回数、年齢の上限などが変わる可能性があるので、住んでいる自治体のホームページなどを調べてみましょう。


30代での妊活の注意点とは

30代の夫婦の場合、夫婦の時間を自由にとることが難しくなりがちです。

30代は20代の頃よりも仕事が忙しく役職などについている可能性があります。とくに中間管理職の場合は、上からも下からも圧力があり、仕事は忙しくなくても、精神的に疲れていたりします。

そこに来て、妻から「子供が欲しい」というプレッシャーを受けると、男性は、精神的になえてしまいます。30代の夫婦の場合は、男性にあまりプレッシャーをかけすぎない事が大切です。

タイミングを取る日に、なかなかうまくいかない場合には、ED薬を使用することは非常に効果的です。精子に悪影響を及ぼす心配をされるご夫婦もおられますが、そんな心配は無用です。大事な時にED薬の助けを得ることは何も恥ずかしいことではありませんし、妊娠への近道になるので、男性不妊専門医に相談を受け、自分に合った薬を処方してもらうことをお勧めします。


30代は何を準備したらいいのか

30代で妊娠をしたいとお考えなら、まず、精子や卵子、妊娠のメカニズムについてなどをきちんと理解しておくことが大事です。

治療の方法も「タイミング療法」「体外受精」「顕微授精」など様々あり、それぞれにメリットやデメリットがあります。特に注意したいのが、30代は前半と後半で治療の方法、ステップアップするタイミングなどが変わることです。

30代の後半38や39になると、妊娠する確率がかなり減ってきます。

何事もあせってしまうと、間違えてしまうのが人間です。不妊治療は、精神的、金銭的な余裕をもって取り組むようにしてください。

40代になると、とにかく「あせる」

30代の前半は妊娠する確率もまだ高いので、そこまで焦りが少ないかもしれませんが、40代になると話は変わってきます。

40代の不妊治療はとにかく焦ってしまうことが多く、精神的にもつらくなることが多いです。高齢での出産はリスクもあり、流産や奇形児の可能性も増えてきます。

女性は閉経を迎えるのが50歳前後です。子供が産める時間は限られています。40代で不妊治療をする場合、「47歳まで続けて、できなかったらあきらめる」など、時間と費用を決めて妊活や不妊治療をおこなったほうがいいかもしれません。

まとめ

30代の不妊治療は30代の前半と後半で心構えが大きく変わってきます。30代は何かと仕事も忙しく、時間にゆとりがない人が多くなります。

時間にゆとりがないと、心にゆとりが出ません。不妊治療には、心のゆとりがとても大切です。

妊娠という成功に向けてよりスムーズに進めるには、男性サイドの不妊要因のチェックが効果的です。男性の不妊は原因が見つかると長期化することが多いのです。顕微授精を何度も行った後に判明することもありますが、その時にはすでに沢山の御金を使ってしまっていることも多いのです。

30代はまだタイムリミットまで時間がありますが、男性不妊の検査や治療をできるだけ早く始めることで多くの場合、時間的にも経済的にもメリットがありますので、まだチェックしていない場合はお勧めします。

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