男性のブライダルチェック

ブライダルチェックは、ご結婚を迎えるにあたって、お互いの健康状態を知るために行われる検査です。
当クリニックでは男性のブライダルチェックとして、感染症検査と精子検査のセット検査を行っています。

万が一、感染症にかかっている場合には、パートナーの不妊や胎児への異常を引き起こす原因になります。何もなければ安心ですし、原因が見つかればすぐに治療すれば治ることが多いため、出来るだけ早めに調べておくことをお勧めします。妊娠に向けての改善点を見つけたい方にもおすすめです。
より積極的な妊活を開始したい方のための『プラチナコース』もご用意しました。

ブライダルチェックの対象となる方:
●結婚するにあたって、自分の精子に妊娠させる力があるかを調べたい方
●過去に性病にかかったことがあり、結婚前に治っているかを念のため確認したい方
●妊活を始めるにあたって、自分ができる改善点を知りたい方
●より積極的に妊活を始めたい方(プラチナコース)

エス・セットクリニックでは目的にあわせて、男性のブライダルチェックの検査を3種類用意しています。

また、女性のブライダルチェックも一緒にすることも可能です。パートナーのブライダルチェック(感染症検査:風疹抗体、HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒、クラミジア、ヘルペス、淋菌)の検査を特別価格(ペア割)で実施できます。

当院は、東京都特定不妊治療費助成事業指定医療機関です。東京都在住である一定の条件を満たすご夫婦は5万円の助成があり、今回の検査費用の大部分をカバーできる可能性があります。

詳しくは下記のページをご確認ください。
不妊検査等助成事業の概要 東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)

精液検査のみをご希望の方はこちらへ


ブライダルチェックの検査内容は?

ブライダルチェックは、「精子検査」と「感染症検査(HIV検査等)」のセット検査です。男性不妊の原因となりうる「性感染症」が無いかを確認します。また当クリニックは精子検査に特化した泌尿器であり、男性不妊を専門とする医師の診察で、ご自身の精子がパートナーを『自然妊娠をさせられるくらいのレベルにあるか?』をチェックすることができます。

生まれてくる赤ちゃんのために
『風しん抗体検査』を受けましょう

妊娠初期の女性が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風しん症候群」という病気にかかってしまうことがあります。耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしている等、赤ちゃんがそのような生まれつきの病気にならないよう成人男性は風しん抗体があるかを調べて、必要に応じてワクチンの接種を受けることをお勧めします。

昭和54年4月1日以前生まれの男性は、子供のころに定期接種のチャンスがありませんでした。(昭和54年4月2日~平成7年4月1日生まれの男性も接種率が低いです)

風しん予防接種を受けたかわからない方は、風しん抗体検査を受けることをお勧めします。抗体をつけるには、2度の予防接種が必要です。

予防接種を受けていても風しんの抗体価が低い(一般的に、HI抗体価16以下)場合には、追加の予防接種が必要になります。

ブライダルチェックはこんな方におすすめです

ブライダルチェックは、「結婚を控えている方」「過去に心配な行為をした方」「性感染症をチェックしたい方」などにおすすめです


ブライダルチェックのコースについて

ブライダルチェックスタンダードコース

当クリニックで、標準的なブライダルチェックになります。
基本精子検査(精液量/精子濃度/総精子数/運動率/正常形態率/精子画像1000倍ケルンエヒトロート法/精子動画400倍)と8種類の感染症検査のセット検査になります。
日本各地で風しん注意報が発令されていることもあり、当クリニックでは、コースに風しん抗体検査をセット検査に追加しています。

スタンダードコースがおすすめの方
  • 結婚前に感染症の検査とあわせて精子の状態についても知りたい方
  • 過去に病気があって状態が不安な方
  • 妊活をするにあたって何か改善点が必要なのか知りたい方
  • 結婚しているが、妊孕性と感染症の確認がしたい方
検査内容

基本精子検査

2~5日の禁欲期間をおいて採取された源精液について検査を行います。精液量、精子濃度、運動率、正常形態率を精子検査専門の臨床検査技師が測定します。

結果は、測定数値、精子画像、精子運動の動画を用いて説明します。

感染症検査

問診、血液検査、尿検査により、感染症罹患の有無を検査します。

ブライダルチェックスタンダードコースには感染症検査にあらかじめ風しん抗体検査も含まれています。

妊娠初期の女性が風しんにかかると、先天性風しん症候群(耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしている等)といわれる障害を持つ子供が生まれる確率が高くなります。風しんにかかったことが無い方、風しんワクチンを受けていない方、どちらも不明な方は、ご自身に風しん抗体があるかどうかを子づくりする前に調べておきましょう。
仮に抗体がない場合は、ワクチンを接種するだけで予防できます。

性感染症の潜伏期間

  • B型肝炎  1~2ヶ月
  • 梅毒    3週間~3ヶ月
  • クラミジア 1~2週間
  • エイズウイルス 1年~10年
  • C型肝炎     2週間~
  • 性器ヘルペス  2日~10日
  • 淋病      2日~7日

ブライダルチェックライトコース

精子検査は、『簡易精子検査』(精液量、精子濃度、総精子数、運動率)になります。動画で精子の運動を確認し、検査値のみ結果用紙でお渡しします。簡易な検査のため、精子の正常形態率(奇形率)は調べません。また精子の動きを撮影した精子動画のCDーRでのお渡しはありません。

『8項目の感染症検査』のセット検査になります。
※2019年11月からライトコースに風しん抗体検査が追加されました。

ライトコースがおすすめの方
  • 各種感染症の検査と簡単に精子検査をしてみたい方
検査結果サンプル

精子検査の結果に加え精子の動画を供覧し
結果説明をします。
※正常形態率は測定しません

ライトコースでは簡易精子検査の結果報告に加え下記感染症7項目についても医師から結果報告をいたします。
※2019年11月からライトコースに風しん抗体検査が追加されました。


ブライダルチェックプラチナコース

早めに妊活を終わらせたい積極的なご夫婦のための、網羅的に不妊要因を調べるブライダルチェックです。
精子検査は、『実効精子検査』(精液量、精子濃度、総精子数、運動率、正常形態率、実効精子総精子数、実効精子運動率)になります。ベーシックな基本精子検査に加えて、DNA損傷した劣化精子などを排除した、ご自身のエリート精子がどのくらいいるかを詳しく調べる検査です。
8項目の感染症検査に加えて、総合的に不妊に繋がる要因がないか調べます。具体的には精巣の視診・触診・超音波検査、男性ホルモンのバランスを調べる血液検査もセットになっています。

プラチナコースがおすすめの方
  • 積極的に妊活を行いたい方
  • 初めからできるかぎりの不妊要因を洗い出しておきたい方
  • 35歳以上の方
  • 妊活をはじめて2年以上経つ方

実効精子検査

2~5日の禁欲期間をおいて採取された源精液について検査を行います。精液量、精子濃度、運動率、正常形態率を臨床検査技師が測定します。

さらに、精液中からDNAが細かく切れてしまった精子をできるだけ排除して選り分けた良質な精子群(実効精子)の、精子数・精子の運動率を調べます。基本精子検査に加えて、精子の質をより詳しく調べる検査です。

その他3つの検査

ホルモン生化学検査、感染症検査、視診・触診・超音波(エコー)検査により、精子検査だけでは判明しない男性不妊要因を探索します。精巣の触診と超音波検査は泌尿器科医師が行い、精索静脈瘤の有無を確認します。


ブライダルチェックの流れ

ブライダルチェックの流れ

電話予約完全予約制のため、必ず事前の予約が必要となります。電話又はメールでのご予約をお願い致します。
診 察検査前の診察をご希望の方は予約時にあらかじめお申しつけ下さい。
ご相談がある場合は問診票に具体的にご記載ください。
触診・超音波(エコー)検査も追加される場合には、別料金になります。
検体採取採尿・採血・採精を行います。
検 査各コース: 1週間※再検査の項目があった場合には結果が判明するまで2週間ほどお時間を頂く場合もございます。
結果説明
カウンセリング
医師より結果の報告と適宜生活指導などを行います。治療が必要な方は検査や治療のご案内をします。
EDや射精障害、妊活についても結果診察時に直接医師にご相談いただけます。診察は不妊で悩まれている患者様を診ている男性医師が担当しますので、不妊治療についてなど幅広くお答えできます。

よくあるご質問

ここではブライダルチェックについてよくあるご質問をご紹介します。

所要時間はどの程度?

事前の診察のご希望が無ければ1時間程度となります

当日の検査は、尿検査、精子検査、採血になります。採精にかかる時間によりますが当日の事前の診察が無ければ1時間程度でお帰りになっている方が多くなっています。
診察をご希望の場合は1時間30分程度になります。

ライトコースとスタンダードコースの違いはなんですか?

精子検査の内容に違いがあります

ライトコース、スタンダードコースは感染症の検査項目は同じとなりますが、精子検査の内容が異なります。ライトコースは『簡易精子検査』と呼ばれる精子検査でスタンダードコースの『基本精子検査』でおこなわれている精子頭部の染色による形態観察測定、画像、動画のお渡しがありません。

性病チェックがメインで精子検査はとりあえずという方は、ライトコースでもよいと思います。

医師からより具体的なアドバイス、コメントを希望される方はスタンダードコースをお受けになられています。さっさと結果を出したいので最初にしっかりと検査をしておきたい、晩婚のため気になるという方もプラチナコースをお受けになられています。

結果が出るまでどれくらいかかりますか?

1週間程度です

精子検査はどこの病院でおこなっても同じですか?

精子検査の検査方法や検査内容は病院によって異なります

当院では機械ではなく、検査技師が顕微鏡を使用し目視で精子を確認、数値を計測しています。

機械ではなく顕微鏡を使用することには、精子の実際の動きを観察できる、精液の状態も確認できる、倍率を変えて精子を詳細に観察できる等多くのメリットがあります。
検査技師が目視で観察することにより、精子ではない他の細胞を精子数にカウントしてしまうリスクもありません。手技によってどのような状態の精液(液化の悪い精液、極端に精液量が少ない場合等)でも検査が可能です。

また、院内に採精室がある病院と院外で採精したものを持ち込んで検査を行う病院があります。持ち込みの精子検査では検査を行う際、すでに精子の劣化が始まってしまっている可能性があります。当院はより精密に正しい精液データをお調べしたいという理由から原則院内での採精をお願いしております。
※どうしても院内での採精が難しい場合は持ち込みでの検査も可能です。ご予約時にご相談ください。

問題があった場合に治療可能ですか?

可能です

感染症の結果に陽性の項目がみられた場合には薬の処方をし、後日治っているかの検査をすることも可能です。

精子所見に問題がみられた場合には、期間をおいて再検することが多いです。
再検結果も思わしくない場合は、精子以外の不妊原因を調べる男性不妊一般検査を追加でおこなうことができます。
不妊原因が見つかったとしても、ほぼすべての男性不妊に関する治療を院内で受けることができます。

その他の感染症の検査もできますか?

可能です

感染症の検査項目である7項目以外にも、『マイコプラズマ』『サイトメガロウイルス』などの感染症の検査もお得なセット価格で追加することができます。

その他の検査をご希望の際には事前にお問い合わせでの確認をお願いいたします。

  • 当院は完全予約制となります。
  • 完全予約性のため、直接ご来院されての検査はお受けしておりません。あらかじめ電話またはメールでご予約をお取りください。

お問合せ・ご相談はこちら

お気軽にお問合せください

受付時間 11:00~18:00

定 休 日 無し

上部へスクロール