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男性不妊治療ガイド Infertility Treatment Guide

2023.07.16

40代の女性の不妊治療の現実とは?

妊婦イメージ40代で不妊治療をしたいと考えている人は多いのではないでしょうか?

年齢も年齢なので、すぐにステップアップしたほうがいいのか?
しかし、仕事もなかなか休めない・・・
焦りと不安でいっぱいかと思います。

女性40代の夫婦の場合、1年も避妊しない性生活で妊娠にトライしていたら、妊娠できるチャンスを逃してしまうこともあります。まずは、病院で検査をして夫婦でトライできる状態かどうかを確認することからはじめるのがよいでしょう。

ここでは40代で不妊治療をする場合の注意点と、経済的かつ合理的な不妊治療を行いたいご夫婦に役立つ情報提供をしてまいりたいとおもいます。

具体的には、ご主人の精子の状態をはやめに詳細に把握することが、時間とお金を余分にかけず妊娠・出産する近道であることについて説明していきます。

 

40代の妊娠率は

40代の妊娠率は30代に比べると低くなってしまいます。

SRM(アメリカ生殖学会)によると、年齢と自然妊娠には相関関係があると考えられています。一般的にも30代を過ぎてくると、「子供ができづらくなる」というのは、よく知られている事かもしれません。

男性も女性も35歳を過ぎてくると、精子も卵子も徐々に老化が始まり機能が弱まってくるといわれています。
もともと、女性の卵子は生まれた時に卵子数が決まっていて、年齢を重ねるごとに、卵子の数は減っていきます。卵子の数は思春期には30万個ほどになり、毎月数百個のレベルで減っています。
年齢別卵子数の推移

個人差はありますが、35歳になると、卵子の数は1~3万個になると言われています。男性も女性も年齢を重ねると自然妊娠の確率は、どんどん低くなっているのが現実と言えます。

下のグラフは一般的な妊娠率です。妊娠は、35歳がひとつの区切りとされていますが、40歳になると自然妊娠の確率はさらに減ってきます。

年齢別妊娠率


男性も40代になると、一般的には性欲が減退し始めることが多いので、夫婦生活の回数も減ってきます。男性と女性ともに40代の場合、なるべく早めに不妊治療に取りかかるのがよいとされるのも自然妊娠の確率が低いとされているためです。もちろん個人差があるので、妊娠ができないわけではありません。

 

すぐステップアップした方がよいのか

40代の不妊治療をする場合、まず大切なのが、お金です。不妊治療にはお金がかかります。お金に余裕があるのなら、体外受精などの高額な治療にも積極的に取り組むことができますが、資金的に余裕がない場合は、タイミング療法などあまりお金がかからない方法で取り組むことになります。

国には、不妊治療を支援する助成制度がありますが令和3年1月1日以降に終了した治療は支援が補充され、以下の様になっています。 

令和3年1月1日以降に終了した治療

妻の年齢が39歳までに1回目の助成を受けた方 1子ごと6回まで(令和2年12月31日までに終了した治療は通算6回まで) 
妻の年齢が40歳から42歳までに1回目の助成を受けた方 1子ごと3回まで(令和2年12月31日までに終了した治療は通算3回まで) 
ただし、1回の治療期間の初日における妻の年齢が43歳以上で開始した治療は全て助成対象外です。

 ◎初回の助成上限額拡大(30万円)についての注意点

複数回の治療を受けた場合、「治療終了日」の早い順番で承認されます。1回目として助成を受けた治療よりも前に終了していた治療を 後から承認することはできません。申請にはご注意ください。

となっています。

東京都・・・43歳以上は助成制度の対象外

という事です。40代は金銭的にも負担がかかるので、なるべくよい治療方法を探し、取り組む必要があると言えます。

制度は頻繁に改定されますので、最寄りの自治体にまめにお問い合わせするようお願いします。

 

体外受精の金額は

40代で不妊治療をする場合、時間がないので、すぐにステップアップした治療をしたほうがいいのでは?と思うかもしれません。治療の金額は以下のようになっています。 

・タイミング療法(1周期あたり):1万〜2万円

・人工授精(1周期あたり):2万〜4万円

・体外受精(受精卵の凍結も含む):20〜80万円

・胚移植(1周期あたり、薬代も含む):12万〜20万円

となっています。治療金額については、特に平均というものがありません。人によって様々です。普通は、タイミング療法からスタートして、ステップアップしていく流れになります。

避妊しない性生活を半年送っても妊娠しないようであれば、なるべく早く検査を受けましょう。不妊原因が見つかった場合はすぐに治療に取り掛かることができます。40代の妊娠は、最近ではめずらしくないと思いがちですが、体外受精でも妊娠成功率は低く、そこから出産までとなると、さらに低くなります。

それに対応するためには、できる限り妊娠にチャレンジすること、それもなるべく多くの周期で妊娠にチャレンジすることが、40代の不妊治療には大切になってきます。

 

精子の精密検査を早めにして、経済的かつ合理的な不妊治療を!

40代の不妊治療はとにかく焦ってしまうことが多く、精神的にもつらくなることが多いです。高齢での出産はリスクもあり、流産してしまう可能性も増えてきます。

女性は閉経を迎えるのが50歳前後といわれています。子供が産める時間は限られています。40代で不妊治療をする場合、「45歳まで続けて、できなかったらあきらめる」など、時間と費用を決めて妊活や不妊治療をおこなったほうがいいかもしれません。

精子状態の悪い方が通常の不妊治療スケジュールを行うことで1年、長い場合は2~3年回り道をすることになります。

回り道をしない方法は何か?

それは、高精度精子検査を受けて、精子の状態を正確に把握し、ご主人の精子の状態から、どの治療を行うことが最も早期に妊娠が見込めるかを見極めることです。良い精子を選別して顕微授精に使用し、成功率を上げる方法もあります。そうすることで、経済面のみならず、奥様の身体的なダメージを最小化する方法を選択できる可能性が高められるのです。

高精度精子検査を受けた結果、ご主人の精子がとても顕微授精で妊娠できるような状態では現状ないのに、やみくもに顕微授精をつづけるよりも、一旦立ち止まって治療できる要因がないかを探して改善することによって結果的には早く妊娠をすることができるケースもあります。

 

精子精密検査がおすすめの理由

 

高齢出産は増えている

少子高齢化がすすんでいる日本では、高齢出産は増えています。

1980年は夫が27歳、妻が25歳で子供を産むのが平均でした。しかし現在では、夫が31歳、妻が29歳と年齢が上昇しています。さらに、この年齢については毎年上がっています。

 

まとめ

40代の不妊治療は、妊娠する確率が減ってしまい、国からの助成金も少ない・・・というのが現実です。

仕事で活躍する女性がどんどん増えたこともあり、結婚年齢が上がっている現代では、30代の後半になってから「子供がほしい」と思う人も増えています。しかし、女性の身体、女性が妊娠できる期間は時代とともに変化していません。

残念ですが、40代は子供がいない生活についても、考える必要があります。子供ができないこともあると覚悟をもちながら、治療をすると、精神的にも追い詰められすぎません。「どうしても欲しい」と力が入りすぎてしまうと、顕微授精等の高額治療を繰り返すことにもなり、夫婦関係もギクシャクしてしまいます。子供は夫婦の協力があってできるものです。

男性も速やかに不妊治療に協力的な姿勢を取り、男性不妊要因をはじめにチェックして治せるものは治すことで、より妊娠という成果に早くたどり着ける可能性が高まります。

精神的にも経済的にも負担をかけすぎず、余裕をもった治療方法をおすすめします。

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