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高精度精子検査Bコース(精子精密検査)

Bコースは、ART(体外受精、顕微授精)用に選別した精子群を精密検査し、「精子の実力」を十分に把握する検査です。良好精子を選別する技術を保有する当院ならではの高精度検査です。
この精子精密検査により、精子の詳細情報の取得が可能となり、現状で体外受精や顕微授精での妊娠が可能かどうかの確率を見極めることが可能です。

対象:
●顕微授精(ICSI)を何度か失敗していて、精子の質の精査をしたい方
●胚盤胞まで行くがなかなかうまく着床をしなくて困っているご夫婦
●エスセットで選別した精子をレディースクリニックへ持ち込みたいご夫婦

●体外受精にステップアップする前に、ご主人の精子の質を見極めておきたいご夫婦

基本検査、Aコースに加え、精子をDNAレベルで解析する最高精度の検査(特許技術:特許番号5760206)を含めた、当院のすべての精子検査項目を行う精密検査です。この検査の目的は、通常の体外受精や顕微授精に使用できるレベルにまで選別した運動精子をスライドグラスに貼り付け、精子のDNAが損傷している度合い、先体反応、ミトコンドリア等の検査を行い、「精子の実力」を詳細に把握することです。

体外受精や顕微授精への使用に値する競争力の高い良好精子がどの程度の量確保でき、それらの質が合格水準にあるのかどうかを確認し、現時点での体外受精等の成功率を男性サイドから評価します。

採精後、検査に5時間程度かかるため、検査の受付は、午後2時最終となります。また、一日の検査可能件数は4件までとしており、事前の予約が必須となります。

原則的に2~5日の禁欲期間をおいて精液検査を行います。当院では、鍵のかかる、毎回アルコール殺菌された、清潔に管理された採精室で精液を採取していただきます。

Bコースに関しては、検査の精度に万全を期すべく、全ての方に採精室での採精をしていただいています。


この検査でわかること

    精子DNAの傷

動かない精子のほとんどは、DNAがひどく傷ついていますが、顕微鏡で見て排除できます(運動していないため容易である)。しかし、元気な精子の一部にも、DNAに数か所から数十か所の傷があるものが混じっています。このような精子が体外受精や顕微授精に使用されてしまうことがあるのです。当院では、動いている精子にも潜んでいるDNAの傷を検査できる方法を使用しています。正確にいうと精子のDNAがスパッと切れている切断を検出できる方法です。精子を選別した後、正常な受精ができる可能性が高い、「DNAに傷が無い精子がどのくらい確保できるのかを確認します。


   先体 

先体は、ヘルメットのように精子頭部の前半分を覆う袋状の小器官です。この袋の中には、受精時に精子が卵の膜を溶かすための酵素が入っています。培養液の中で1時間ほど泳がせると、ヘルメットを脱いで卵に侵入する準備を完了します。精子が自力で卵に侵入する体外受精では、運動性と先体の機能が不可欠です。まず選別した精子の何%に先体がついているか、どのくらいの精子が卵に侵入する準備ができるかを調べます。

   ミトコンドリア機能検査 

精子の頭部と尾部をつなぐ首の部分を中片と呼びます。この部分にはエネルギー産生に関わるミトコンドリアという器官が入っています。このミトコンドリアを染色して、中片の機能と形態を調べます。顕微授精でなかなかうまく妊娠できず、流産を繰り返したりするご夫婦は、ミトコンドリアの形態が不良のことがあります。

   精子耐凍能力検査 

精子凍結保存は、生殖補助医療における精子取り扱い技術の最重要課題の一つです。この検査では、選別した精子が凍結保存後に、どの程度生き返るかを調べます。

体外受精を行う場合、採卵予定日に卵子が取れた場合、精液を採取することになります。精子の状態が射精のたびに変わる場合、事前の精子検査では良好であったにもかかわらず、採卵当日に良くない状態が当たってしまうことがあります。

このような最悪ともいえる状態を回避するために事前に凍結精子を保存しておく方法があります。
ただ、この凍結精子を融解して元気に生き返らせる方法がこれまでありませんでしたが、研究機関との長年の研究結果で「 DNAに傷がない運動精子」を選別してから凍結すると、解凍後も運動性を元気に維持している精子が多く確保できることがわかってきました。また研究の過程で、精子の細胞膜を保護して凍結融解する溶液も開発し、当院で利用できるようになりました。

当院には、 「 DNAに傷がない運動精子」を選別する技術があり、精子の凍結保存を行う前に、精子耐凍性検査を行うことができます。具体的には、選別した精子が-200℃凍結保存後にどの程度元気に泳いでいる精子が得られるかのパーセンテージを知ることができます。

耐凍能が確認できる場合(4%以上が推奨値)は精子を凍結保存することが可能です。融解後に生き残った精子がたとえわずかでも、ひたすら貯金しておけば体外受精や人工授精ができる可能性があります。

※耐凍能力が低い方は、不妊治療の際に奥様の採卵日にあわせて当日採精をすることが必要になります。

令和4年以降、さらに発展した精子の精密検査を順次導入していく予定です。

なお、レディースクリニック(産婦人科)と密に連携を取りながら、当院で選別した精子を持ち込み、妊娠の成功率と安全性の両面を高めるサポートを行っています。

当クリニックの選別精子を上手に扱っていただける提携医療機関もあり、現在では、ほとんどのレディースクリニックで持ち込みが可能ですので、詳しくはご相談ください。
日本全国にある100か所以上のレディースクリニックや大学病院等の総合病院に持ち込んだ実績があります。)

高精度精子検査Bコース検査内容

Aコースの検査(5項目の精密検査)
合計4項目の精密検査(すべての源精液と選別後精液で比較試験)
  • 先体反応検査
  • 凍耐性検査(予備解凍)
  • ミトコンドリア局在検査(酸化還元能)
  • DNA構造・機能検査

検査項目詳細

ミトコンドリアのエネルギー産生能と中片の形状

精子中片(首の部分)には運動エネルギーを供給するミトコンドリアがあります。この画像はミトコンドリアに蛍光物質を取り込ませ、緑色蛍光検査によりミトコンドリアのエネルギー産生能と中片の形状を観察します。未成熟な精子はこの中片部の形状が成熟精子と異なる場合が多く、精子成熟性の検査としても有用です。この検査により、精子の中片部の形態が詳しく観察することができます。

非運動精子には蛍光物質が取り込まれないため、精子の運動能があることを画像上で確認できます。

 

ミトコンドリア形態


先体局在検査(精子の先体反応誘起能検査)

先体反応

先体局在検査では、ご自身の精子が先体反応を起こして卵に突入する能力が十分にあるかどうかを調べます。

精子濃度(精子数)や運動率に問題がなくても、精子の卵子に突入する能力(先体反応)の程度が低い場合があります。この数値があまりにも低い場合には、自力で卵に突入することが必要な人工授精や体外受精に適合しない可能性があります。

レディースクリニックでの精子検査で、精子の数、運動率とも良好であったにもかかわらず、顕微授精を7度失敗した方がいらっしゃいました。この方の先体局在検査をしたところ、先天的に先体が欠損してること判明し、これが極めて低い受精率の原因であることがわかりました。

本検査では、特殊な試薬と蛍光顕微鏡を用いて、精子の先体部分を染色し、先体反応を起こす能力がどの程度あるのかを検証します。

 

先体反応誘機能検査

先体反応誘起率は、自発的に先体反応を起こした精子の比率(A)と人工的に先体反応を起こさせて、最終的に先体反応を起こすことが予想される精子の比率(B)から割り出します。先体反応誘起率=A/B%。男性不妊治療後も、先体反応誘起率が著しく低い場合には、ご自身の精子が自力で卵に突入し受精させることは難しく、人工授精や体外受精での受精が困難と判断されることがあります。

精索静脈瘤の手術やある一定期間の薬物療法で先体反応誘起能が改善するケースもあります。


DNA構造・機能検査

射精した精液には、個人差はありますが、通常は、DNAが壊れた精子(DNA損傷精子)が混在しているのが普通です。

良好精子の選別作業をご自身の精子の状態に合わせて行いますが、最終的に体外受精に使用できる精子かどうか、単一ヒト細胞(精子一匹)に由来するDNA fiberを断片化する高度な技術を使用し、精査します。選別後精子で、DNA2重鎖切断陰性率(DSB陰性率)60~80%が目安になります。ご年齢にもよりますが、DSB陰性率が60%を下回るケースは、高額な治療である体外受精や顕微授精の前に、改善可能な男性不妊原因の治療を推奨するケースが多いです

体外受精や顕微授精を検討する際には、この作業を経て品質管理された無菌かつDNA損傷の少ない良好精子を使用することにより、流産等の様々なリスクを低減させることに寄与できると考えます。

精子頭部DNA

精子頭部DNA(不良)

様々な精子選別工程により、DNA損傷精子が減っていることを確認します
精子DNA比較


高精度精子検査Bコースの予約~検査までの流れ

高度精子検査Bコースの流れ

電話予約

完全予約制のため、必ず事前の予約が必要となります。電話でのご予約、問い合わせフォームからメールでの予約も可能です。
※当日までに2日~5日までの禁欲期間の調整が必要になります。

※採精が14時前になるよう予約が必要です。
※日程によって最終受付が異なりますのでお問い合わせください。

診 察
記載いただいた問診票を元に、医師による診察をおこないます。
検体採取
院内の採精室(非常に清潔な個室です)にて、容器に採精をしていただきます。
検 査

高精度精子検査Bコースは、高度な検査のため結果が判明するまで2週間かかります。

当日結果診察の日時のご予約をお取りいたします。

結果説明
カウンセリング
医師より結果と治療方針の説明をおこないます。

費用(税込)

初診時検査費用
高精度精子検査Bコース 176,000円
  • 初診料、結果説明時の診察料含む
再検査費用
高精度精子検査Bコース 88,000円

ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。

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