都営新宿線岩本町駅A6出口徒歩10秒
秋葉原駅昭和通り口徒歩4分
この度は、当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
2012年に日本初の精子精密検査ができる男性不妊クリニックとして開院し、これまで13000組を超えるご夫婦に来院頂きました。
男性不妊専門の泌尿器科は少なく、また当院は「DNAに傷がない良質な運動精子を選別するサービス」を国内で唯一提供しているため、全国からご来院いただいています。
●顕微授精を何度かおこなっているが妊娠しない
●基本的な男性不妊検査では問題ないといわれたのに、流産を2度繰り返し、顕微授精も3回不成功だった
●精液検査結果が良くない。SMIや前進運動率が低いといわれているがどうしたらよいのか。
●顕微授精で良い受精卵が育たない(受精卵の成長が途中で止まる)。胚盤胞にならない。
このような悩みをお持ちの方や、男性側でも何かできることはないかと考えているご夫婦であれば、当院はお役に立てる可能性があります。
もし最後までお読みいただければ(8分程度)、今後の不妊治療で回り道せず妊娠する方法についてお知りになっていただけると思います。妊娠したご夫婦が実証済みのノウハウです。
当院にはこれまでご主人の精子に問題がないと言われたにもかかわらず、顕微授精反復不成功のご夫婦が多く来院されます。精子の状態を詳しく調べると、下図のような様々なタイプの「隠れ精子異常」が見つかることがあります。
あらかじめ精緻に調べておくことで、自分が何回も顕微授精を失敗するタイプかどうか?治療が可能なのかどうか?を事前に知ることができます。
あまり知られていませんが、顕微授精で使用する精子は、「元気よく泳ぐ良好精子」というこれまでの選定基準では不十分で、精子精密検査各項目の基準をクリアしているかどうか、事前に精子の妊娠させる能力の詳細情報を取得しておくことが有利になってきます。
事前に精子精密検査をすることで、精子側からの成功確率を知ってから、女性の体に負担のあるホルモン療法、採卵を伴う顕微授精へ進むことが可能となります。『精子のDNA損傷』や『精子頭部細胞膜損傷』が基準より悪い結果の場合には、妊活が長引くリスクが高くなります。
不妊治療は終わりが見えない治療です。採卵は手術であり、排卵誘発も含めて何度も繰り返すことで、奥様の身体に大きな負担を強いることになります。また都度、高額な治療費を要します。現在では、不妊原因は男女半々といわれますが、長い間体外受精等で妊娠できなかったご夫婦においては、実は男性側の原因が8割なのです。
もしあなたが、自分の精子が悪いにもかかわらず、妻につらい負担をかけてしまうようなことはしたくないのであれば、精子精密検査はベストな選択肢のうちのひとつに入るかと思います。たった一回の射精で多くの精子情報が得られます。
開院から10年間の期間を経て、精子詳細情報を得るための臨床検査、精子精密検査が国内で初めて当院に整備されました。今後は、詳細な精子情報を事前に入手した上で、ご夫婦に最適な治療を安心して選択していただけます。
精子に問題が無いといわれてきたにもかかわらず、10回以上も顕微授精を失敗しているご夫婦は隠れ造精機能障害の可能性があります。もしもつらい気持ちで治療を続けているなら、一度立ち止まってみませんか?努力の仕方が間違っている場合もあります。
『精子にこんな異常を抱えたまま、何度も顕微授精を繰り返していたのか・・・』
これは実際に当院で検査を受けたご夫婦のコメントです。
とりあえず妊娠するまで顕微授精をやると決めているので、詳しく調べることは特に必要ないということであれば当院の技術は必要ないかもしれません。
しかし、もしあなたが顕微授精しか選択肢がない中で、精子の状態が厳しい状況で少しでも顕微授精の成功確率が上げたいご夫婦であれば、当院の精子選別サービスはベストの選択肢のうちのひとつになると思います。顕微授精を繰り返していたご夫婦が、実際に赤ちゃんを迎えることができています。
たとえ乏精子症でもあきらめる必要はありません。もし選別した精子が良好であれば妊娠は可能です。
1日2組限定になりますが、精度の高い精子選別法で選り分けたエリート精子を、技術の高い提携先レディースクリニックに持ち込んでいただいています。流産を繰り返したり顕微授精がなかなかうまくいかない方を中心に、提携クリニックから精子選別依頼をいただいています。すでに6800件の精子選別実績(令和3年12月時点)があり、下記のような成功事例がたくさん出てきています。
『これまで胚盤胞にすらいかなかったのに、一回の選別で妊娠することができた・・・』
『8週目、10週目で2度の流産があったので、今回ダメならあきらめようと思っていたけど妊娠した・・・』
顕微授精をする前に、ご主人の『精子の状態』を精密検査で把握し、精子の質の低下をできる限り改善することが、早期妊娠を実現する近道だと私たちは考えています。精子の質の低下は、高品質な精子選別技術である程度補うことができます。並行して、当院開発の男性不妊治療用サプリメントで精子の質の底上げもはかります。
厳しい精液所見でもあきらめないでください!
当院で選別すると、数が少ない場合でも少数精鋭の良質な精子が選別できることがあります。何度も失敗しても絶対に赤ちゃんをあきらめたくないご夫婦を私たちは全力でサポートしたいと思っています。
※2023年10月末までにBコース検査を受診される方は特別価格12万円(税別)になります。
体外受精・顕微授精を推奨できる水準にあるかを、精子のDNAが損傷している度合い等から判定
精子濃度(精子数)や運動率に問題がなくても、精子をDNAレベルで調べてみるとDNAに傷がたくさんあることがあります。この場合、胚の発生停止や流産をしてしまうことがあります。
下の右側の写真は、卵子に一匹の精子を注入する顕微授精を何度も繰り返しても妊娠しなかった男性の精子です。元気な精子の中にもDNAに数か所の傷があるものが混ざっていました。このような精子が多く存在していると初期流産につながりやすく、正常な妊娠ができないリスクが高まります。
エス・セットクリニックでは、通常の体外受精等に使用できるレベルにまで選別した運動精子を検査し、精子のDNAが損傷している割合を検査します。選別後でDNAの損傷していない精子の割合(陰性率)が60%以上が体外受精を推奨できる最低ラインとしています。逆に60%を大幅に下回る場合には、合格ラインまで精子の質を高める治療を行います。
精子の数や運動率に問題がなくても、精子の卵子に突入する能力(先体反応)の程度が著しく低い場合があります。この場合、精子が卵に自力で突入し受精させる能力が低いため、選別して得られた精子が穿刺注入できるレベルの高品質な精子ではないと判断される場合があります。
精子が自力で卵子に入っていく体外受精では、精子の運動性に加えて先体の機能が非常に重要になります。
選別精子を検査し、良好精子数とその運動率、精子のDNAの損傷レベル、先体反応誘起能、耐凍結能力等を総合判断し、これから体外受精をする場合はその成功率について包み隠さず説明します。
顕微授精反復不成功例となる可能性が高いことが示唆される結果が出た場合には、可能な治療を勧めます。
※2022年7月よりBコースがアップグレードしました。DNA損傷検査とともに最も重要な検査項目である『精子頭部細胞膜検査』が追加されました。これにより元気に泳いでいても細胞膜が弱い、顕微授精に不向きな精子が多くいるかどうかが一目瞭然でわかるようになりました。他にも、新たな染色法により精子頭部空胞が鮮明に観察することが出来るようになった『精子頭部空胞検査』や『精子頭部外周形状、尾部形状検査』が追加されます。
新たにBコースに追加された精子頭部細胞膜検査は、DNA断片化検査とともに、重要な精子精密検査です。
精子は、細胞膜のすぐ内側にDNAがあります。精子の細胞膜が傷つくと、周りから有害な物質が細胞内に流入し、DNAを傷つけることがわかりました。
顕微授精を繰り返しても妊娠できなかったご夫婦に、精子は元気よく泳いでいるのにDNAがひどく切れているタイプの方がいます。これは、頭部の細胞膜だけが傷ついたため、運動性は保たれ、元気よく泳いでいたと考えられます。元気に動いている精子を選んでいたにもかかわらず、DNAが切れてしまっているのです。
この検査では、頭部の細胞膜に傷がある精子は赤く、傷がない精子は青く染まります。ご自身の選別精子の細胞膜が強いのか弱いのかが視覚的に一目瞭然でわかります。
Bコースの結果、ほとんど問題がない場合:そのまま顕微授精を継続されるので構いません。または、当院からご主人の精子の状態で最も顕微授精の成功率が高いと思われるレディースクリニックをご紹介します。一回の顕微授精での妊娠を狙うのであれば、当院で選別した良好精子を使用することを推奨しています。
Bコースの結果、選別後精子の状態が良好:当院で選別した精子を用いて、顕微授精に臨んでいただきます。当院の選別精子をうまく取り扱っていただける、ご夫婦に最適なレディースクリニックを紹介します。
Bコースの結果が不良であり、精子のブラッシュアップが望ましい:この場合には、一旦踏みとどまって男性不妊要因の精査をします。治療しやすい原因である精索静脈瘤がないかのチェックやホルモン検査等を行います。静脈瘤がある場合には治療を勧めます。静脈瘤がない場合には、適応があれば薬物療法もしくは、当院の三種のサプリメントを3か月から6か月服用いただきます。
その後治療効果を継続的に確認し、向上している場合には選別精子を用いた顕微授精に踏み進みます。
精子1匹を卵子に注入する顕微授精は最も合理的な方法です。ただ、母子ともに安全かつ健康な妊娠のためには、卵子に自力でたどり着ける精子と同品質の精子が求められます。本来であれば女性の体内で自然に行われるレベルの精子選別を、人の手で代行する必要が出てきます。当院では、自然淘汰を人工的に代行し、淘汰を乗り越えたDNAに傷がない運動精子に選り分け、レディースクリニックに持ち込めるように処理します。
採卵当日の精子の状態が最悪。
そのリスクに備えて、凍結精子の使用も可能です
体外受精や顕微授精を行う場合、通常採卵日に卵子が採れた後、採精した精子を使用します。精子の状態が射精のたびに大きく変わる人もいます。もっとも悲劇的なのは、事前の検査では精子の状態が良かったにもかかわらず、採卵日当日は精子の状態が最悪になってしまった場合です。
その場合解決策があります。
選別精子に耐凍性(凍結に耐える能力:Bコースで検査が可能)があれば、精子が少なくても、良好精子の「精子の貯金」をし、ARTに臨むことも可能です。
選別精子に耐凍能(マイナス200度の凍結をし、解凍した後でも精子が元気に泳いで戻ってくる能力)がある場合には、「精子の貯金」ができます。何度か精液を採取し、都度良好精子を選別し、精密検査も行い、合格した精子だけを凍結保存するというものです。
これまでに6800組のご夫婦に『無菌・良好精子バンキング』をご利用頂いております。一室一検体での運用のため、1日限定2件で採卵当日に持ち込む精子の選別を行っています。このようにして準備できた精子をつかえば、顕微授精にも安心して臨めますし、十分な量があらかじめ保管できている場合には体外受精も可能になってきます。精子側に「勝ち目」がある、つまり、妊娠が期待できるからこそ、女性の身体に大きな負担がかかる排卵誘発や、外科的に卵を体内から取り出す採卵を行う意味があるのです。