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「自分の数値は正常なのだろうか」——検査結果を手にして、そう感じている方も多いのではないでしょうか。
男性不妊の検査は、まず精液検査から始まります。
ここでは、精液検査の各項目における基準値の意味と、結果の見方をわかりやすく解説します。
知っておいていただきたいこと
WHOの基準値は、自然妊娠した男性の「下位5%」の数値です。つまり「合格ライン」ではなく、「この数値を下回ると医学的サポートが必要になる可能性が高い」という境界線です。基準値を超えていても安心とは限らず、下回っていても妊娠できないわけではありません。
精子の増やし方
精子のセルフチェック方法とは?
ご自宅で簡単に、精液検査とオンライン診療で結果を相談できる「男性不妊プレチェック」
この記事を読んでいるあなたへ。
「精子の基準値」という言葉を検索するのは、
きっと勇気がいることだったと思います。
私自身、14年間不妊に悩み、同じように何度も検索しました。
だからこそ、このページでは「本当に知りたいこと」だけをお伝えします。
リプロバイオ株式会社 代表取締役 堀永賢一朗
(14年間の不妊治療を経験した当事者として)
以下の表で、ご自身の検査結果がどの位置にあるかを確認してみてください。
| 検査項目 | WHO基準値 | 自然妊娠の目安 |
|---|---|---|
| 精液量 | 1.4ml以上 | 2.0ml以上 |
| 精子濃度 | 1,600万/ml以上 | 4,000万〜5,000万/ml以上 |
| 総精子数 | 4,200万以上 | 1億以上 |
| 運動率 | 42%以上 | 55%以上 |
| 正常形態率 | 4%以上 | — |
※「自然妊娠の目安」は一般的な傾向を示したもので、年齢やパートナーの状態、他の精子所見によって前後します。
射出された精液の量です。
1ml以下の場合、逆行性射精(精液が膀胱側に逆流する症状)が疑われることがあります。射精後に尿が白く濁る、ドロドロしたものが出るといった症状が見られる場合は、専門医への相談をおすすめします。
※糖尿病や前立腺肥大の薬が原因で逆行性射精になることもあります。
精液1mlあたりに含まれる精子の数です。
基準値を下回る状態は医学的に「乏精子症」と呼ばれます。精液の見た目では判断できないため、正確な数値を知るには検査が必要です。
※実際の精子の動きを知ることで、数値だけでは分からない違いを理解できます。
【参考動画】濃度約6,000万/ml:自然妊娠された方の精子
精液中に含まれる精子の総数です。
精液量 × 精子濃度で算出されます。
基準値は4,200万ですが、健常男性の場合は1億以上となることが多いです。
運動している精子の割合です。精液検査の中でも特に重要視される項目です。
基準値を下回る場合、医学的には「精子無力症」などと呼ばれますが、これは改善の余地を評価するための分類です。動いている精子がほとんど認められない場合は「精子死滅症」と呼ばれます。自然妊娠を目指す場合は、55%以上が望ましいとされています。
注意点
見かけの運動率が高くても、その場を回っているだけの精子が多い場合や、高速直進する精子が少ない場合は、妊娠に至る可能性が低くなります。運動の「質」は自己判断が難しいため、専門機関での検査をおすすめします。
※以下の動画で、運動率が低い精子の実際の動きを確認できます。
【参考動画】運動率 約8%:精子無力症の例
形態が正常な精子の割合です。「奇形精子率」という表現が使われることもあります。
「奇形精子」という言葉について
「奇形」という言葉に不安を感じる方もいるかもしれませんが、精子の奇形率と生まれてくる子どもの先天性異常に因果関係は認められていません。
ただし、奇形精子は受精の際に不利になるため、正常形態率が低いと不妊の原因になり得ます。
奇形精子が多くなる原因としては、精索静脈瘤による精巣へのストレスや、喫煙などの生活習慣が挙げられます。


1. 一度の検査で全てを決めない
精子の状態は日によって変動します。最低でも2〜3回検査を行い、ご自身の傾向を把握することをおすすめします。
2. 基準値はあくまで「目安」
基準値を超えていても妊娠できないケースもあれば、下回っていても妊娠に至るケースもあります。
3. 「数」だけでなく「質」も重要
通常の精液検査では測定できない「精子の質」(DNAの健全性など)が妊娠に影響することがわかってきています。
精子の数や運動率に問題がなく、パートナーにも異常がないのに妊娠しない——
そのようなケースでは、通常の精液検査では見えない「精子の質」に課題が隠れていることがあります。
当院の『高精度精子検査Bコース』では、以下の項目を詳しく調べることができます。
通常の検査で「異常なし」と言われた方ほど、次の一手として検討される検査です。