都営新宿線岩本町駅A6出口徒歩10秒
秋葉原駅昭和通り口徒歩4分
乏精子症(Asthenozoospermia)とは、精子の数に問題がある状態を言います。
簡単に言えば精子の数が少ない状態のことで、程度により、乏精子症、高度乏精子症、無精子症などに分けられます。
なぜ乏精子症になるのかということは、わからないことも多くあります。
先天的な原因で親から受けついだ遺伝的な要因により乏精子症である場合もあります。
染色体異常であるクランフェルタ―症候群やY染色体のAZF領域の欠失などは乏精子症(無精子症)の原因となることがわかっています。
後天的な原因としては、ストレス、喫煙、過度なアルコール摂取、肥満、薬による副作用等、様々なものが報告されています。
また、男性不妊の方の半数近くにみられるとされている精索静脈瘤も乏精子症の原因となりえることがわかっています。
世界標準の基準値である、WHO(世界保健機関)の精液所見の基準では、精子の濃度が1600万以下の状態やの状態を乏精子症と定義しています。
自覚症状はほとんどありませんし、精子は肉眼では見えないので、自己診断で知りうることも難しいです。
検査方法は精子検査です。
検査は臨床検査技師が行い、結果は精子専門の泌尿器科の医師が判断します。
乏精子症の治療は原因によってその方法は多岐にわたりますが、自身でおこなえることとしては
・生活習慣の改善
・精子を酸化ストレスから守る抗酸化剤の投与
があります。治療法は主にサプリメントによる治療が主になります。
その他には精索静脈瘤が認められれば、精索静脈瘤の治療も検討されます。